代表・責任者 小沢弥平 Yahei Ozawa
<プロフィール>
5歳よりアメリカの現地校で育ち、帰国後は東京大学法学部を卒業。
高校2年生からSATの家庭教師を始め、大学から10年以上にわたり、NishimachiやASIJの小中高生を対象に日常会話から大学受験までの個別指導を行なっている。
NHK同時通訳基礎コース修了。
大学交渉コンペティション審査員。2021年東京大学英語チーム顧問歴任。
<ご挨拶>
この度、グローバル教育の一環として、小学生を対象としたディベート大会を開催することにいたしました。
ディベートは課題の本質的理解、傾聴力、多角的視点、批判的思考、論理、表現力、演出等、さまざまな能力を育むよい機会でございます。
私自身、高校時代はディベート部に所属しておりました。
大学交渉コンペティションでは英語チームのキャプテンとして参加
した経験があり、今年度 (21年度)も母校の顧問を務めます。
簡単にではございますが、ディベートを始めた経緯などを紹介させて頂きます。
・ディベートを始めたきっかけ
アメリカの現地校に通っていたので、小学生のころから学芸会の主演、朝礼の校内アナウンス、生徒会長としてのスピーチなど、人前でプレゼンテーションする機会が多かったことが背景としてあります。
その流れで文化系の課外活動としてディベートは王道であったので、キャプテンになろうと思い入部しました。
・アメリカでのディベートへの社会的評価
アメリカでは「合衆国建国の父」と呼ばれる人たちへのリスペクトが根強く、言論の自由は非常に重視されています。自分の頭できちんと考え、相手に伝え、人を説得するということは社会人として常に求められます。
肯定と否定の議論を尽くして合意形成するという慣習の背景には、ディベート文化があります。
・ディベート部での経験が活かされる場面
大学入試、ビジネス、ソーシャルメディア、日常生活など、あらゆる場面でディベートの経験は活かされます。
論理的思考は世界共通であり役に立ちますが、それだけでは人を動かすには足りません。
人はロボットではないので、説得するためにはユーモアを交えたり、感情に訴えることによって、相手の意識を変えたり心を動かす必要があります。
ディベートを繰り返すことで、クリエイティブな発想で個性を磨き、リーダーシップを発揮することができるようになります。
多角的な視点を持つことや、問題の本質を見抜く力も培われるので、より深みのある人を育てることができます。
言語化、コミュニケーション、調査、分析、批判、反論、デリバリー、感情コントロール、自己統制、やりぬく力など、他の学習にも必要な基礎能力が身につきます。